偶然の音楽
遺産がころがりこんできた。
自分を変える旅にでたトニーだが、世の中はうまくいかない。
散々な目にあったあげく、出会った若者、ジャック。
彼の一世一代の大ばくちに、
トニーも自分の人生をかけてみることにした。
そして二人の運命は・・・
@世田谷パブリックシアター
この夏の楽しみ、魔王が終わってしまってどうしよう、なところに
魔王にも出演した田中圭くんが出る舞台があると知った。
しかも共演は仲村トオル。
・・・嫌いじゃない。むしろ好き。
ってなわけで、どんな話かも知らずに見に行くことに。
というわけで、洋物だってことすら知らずにいったものだから、
最初仲村さんが娘を「ジュリエット!」って呼んだ瞬間に噴き出しそうになってしまった。
ごめんなさい。
しかも、洋物はその世界に共感するのに時間がかかって、
下手すると最後まで世界観に馴染めないまま芝居が終わってしまったりするので、なんだか苦手。
この芝居も序盤なかなか独特のオーバーリアクションとセリフ回しに
馴染めずにいたんだけど、終盤はグッと引き込まれて、
終わってみると、満足感のある舞台でした。
舞台が縦長で、それ自体が小道具になったり、
意外なところが出てきたり、抜けたりするのがおもしろかったし、
ライティングも無駄なく、決めることは決めるみたいな効果的でよかったし、
何より、タイトルに音楽って入ってるだけあって、
音楽がよかった。
というか、クラシックの曲って流れるだけで、芝居に厚みが出るというか、豪華になるっていうか、曲自体にすごいエネルギーがある気がする。
この舞台ではそういったクラシックの曲が多用されてて、
しっかり芝居を盛り上げてました。
芝居は、つい先日まで知的な秘書役をしていた田中くんが
無鉄砲でガラの悪い若者役ということで、そのギャップに驚いた。
引き出しあるなぁ。
あと、これから行く田中くんファンには朗報?
舞台上で生着替え&半ケツが拝めます。
かなり長いこと、舞台上でさらし続けます。
かくゆう私は「なんだ半ケツはトオルじゃないのね、残念
」派ですけど。
個人的には、三上市朗さん演じる見張りのおじさんが好きでしたね。
心温まる存在というか。
芝居が進むにつれ、
「どうやって終わらせるんだろう、この話」というくらい
ゴールの見えない話なんですが、
そこは現代アメリカ文学。
終わらせるにはこの方法しかないっていう方法で終わらせてくれました。
裏切らないね。
久々に真面目な話の舞台で、満足感を得られたので、
なんだか今日はいい日です。
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