スポーツ

フィギュアスケート NHK杯

最終日の男子フリーとエキシビジョン

@代々木第一体育館

末裔、復活優勝です。

印象的だったのは、優勝インタビューで泣きもせず、喜びもせず、
これが最終目標なんかじゃないんだと言わんばかりの
淡々とした織田くんの表情でした。

逆にコーチの誕生日にグランプリファイナル進出を決めた
2位のジョニーや
意外や意外、初めてグランプリシリーズの表彰台に上がった
3位のポンセロの方が何倍も嬉しそうだった。

マスコミ的にもオーディエンス的にも
織田くんの派手なリアクションを期待してただけにちょっと肩すかし。

あんなにビービー泣いてた織田くんが
大人になっちゃったのね・・・としみじみしちゃいました。

この日ジョニーはなぜかウキウキで、
男子の表彰式でも、
うまく織田くんを引きたてようとはしてるんだけど、
赤絨毯の上をおしりプリプリ、モデルウォークで歩く姿は
会場の視線を独り占め、まさに「ザ・主役」って感じでした。

2位なのに。

さすが、ジョニー。
ユニークな男。

エキシビジョンは
真央ちゃんがすっかり大人っぽくなったことと、
(明治神宮駅の地下道のところにあったポスターがまた大人っぽい!)
パントンがポニョの曲でアンコールに答えてくれたこと、
ポンセロがスキーヤーに扮して会場を沸かせてくれたこと、
ジョニーのアヴェマリアが最高によかったこと、
中野さんのドーナツスピンがさすがの美しさだったこと、
などなど内容が濃かったです。

やっぱフィギュアはおもしろい。

今シーズンはもう無理そうだけど、
来シーズンもどこかで試合を見に行きたいなー。

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フィギュアスケート世界選手権2008(男子編)

1位 ジェフリー・バトル(カナダ)
 総合245.17点 SP1位(82.10)FS1位(163.07)
2位 ブライアン・ジュベール(フランス)
 総合231.22点 SP6位(77.75)FS2位(153.47)
3位 ジョニー・ウィアー(アメリカ)
 総合221.84点 SP2位(80.79)FS5位(141.05)

さらに詳しい結果はこちら→SP FS

もうね、泣きそうでした。
この大会の個人的夢が一つ現実になったので。

神様、ジョニーに銅でいいのでそろそろメダルをあげてください。

って思ってたんですよ、今大会始まる前に。
だもんで、目の前で世界選手権の表彰台にあがる
「常に人生一筋縄じゃいかない男」ジョニーを見てると、
なんかもう感無量でした。

そんなこんなで個人的に大満足。
日本人的にはがっかりな男子シングルを振り返ってみます。
(おもにFSを中心に)

①素晴らしかった第3グループ
FS第3グループの選手たちはみんないい演技だった。
特に点にも現われてるけどケビンは会場中を乗せに乗せた。
手拍子!手拍子!手拍子!って感じ。
奥さまが今大会FSに出れなかった悔しさを晴らすためかどうか
それはわかりませんけれども、とにもかくにも絶好調だった。
それ以外の選手で印象に残ってるのは
ケビンの直後に滑ったパトリック・チャン@カナダ。
会場中を味方にしたケビンの後。最高にやりづらい雰囲気。
でもこの弱冠16才はもう自分の雰囲気をつくる力を持ってるんですよね。
ケビンの男らしい泥臭い感じから一転、
爽やかでフレッシュな嫌味のない演技。ちょこちょこミスはあったけど、
ケビン直後のあの雰囲気であそこまで自分をコントロールした精神力に
ちょっと感動。
そしてその後のタカヒコ・コヅカ@ジャパンも肝の据わった子でした。
ビートルズメドレーで会場をうまく乗せて、
これまた爽やかな演技を見せてくれたコヅカくん。
続くキャリエール@アメリカもミスはあるもののうまくまとめる。
さすが、世界選手権FS後半に出てくる選手たちだな~と感心してた。
で、次の最終グループはこれよりもっと高いレベルで戦うんだから、
まじで想像を絶する戦いだなーと思ってました。
ええ、思ってましたとも。
その時は…。

②ウルマノフコーチの笑顔
もう一つ嬉しかったのは、ボロノフの素晴らしい演技。
4回転も決め、大きなミスもない演技でロシア2枠獲得です。
まだ第2グループ(FSの前半)だったのでお客さんも
「盛り上がるのはもう少し後のグループにとっとこうかしら~」
な雰囲気だったので、会場の盛り上がりは今一つだったけど、
ウルマノフコーチは演技の出来がよくわかっていたようで、
必至に会場を煽ってました。
「もっと盛り上がっていいんだよ~」ってな感じで。
結果的にはFSで4位だものね。すごいよ。
(上位陣がガタガタだったのもあるけど)
キスクラではウルマノフコーチ、ボロノフ以上の笑顔&アピール!
なんだかこの二人の師弟関係が微笑ましく感じたのでした。

③波乱の最終グループ
とまぁ、こんな感じで第2グループ、第3グループと
いい演技が続き、いよいよ最終グループ。
「今日はいい演技がたくさん出ちゃうデーなんじゃない?」
とお客さんも思ってたことでしょう。
ええ、私も思ってました。
ところがですよね。
まさかのトマシュ!!!
もう見ててトマシュの焦り度合いがはっきりわかる。
次こそジャンプを成功しなきゃっていう焦りがミスをよび、
ミスがさらなる焦りを生むという超悪循環。
そして後続の選手たちも
「自分が普段通りやれば普通に勝てる」っていうことが、
「普段通りミスなくやらなけば絶対勝てない」
っていう悪いプレッシャーになり
大自爆者をさらに出す結果となったわけです。

④チームジョニー、この一年の結果
大自爆トマシュの後に登場したジョニー。
さすがに直前の選手があんなことになり相当なプレッシャーなのか
雰囲気が張りつめていた。
でもジョニーが大自爆をせずそこそこにまとめられたのは、
ジョニーのチームのおかげだと思った。
というのも、公式練習とかを見ていると、
ジョニーの練習はすごく目的が明解で、順序だっていた。
コーチのガリーナさんとペトさんの指示をよく聞き、
タスクを一つずつ確実にクリアしていく作業を淡々としていた。
周りと、ではなく、自分との戦いができてる証拠だと思ってた。
それが去年までのジョニーとの大きな違い。
だから、トマシュの後もその状況に引きずられなかったのは
この一年間のジョニー・チームの成果だし、
そういう成果は出るべくして出たと感じるくらい
チームがうまく機能してる感じだった。
きっとこっからが始まりなんだろうね、あのチームは。
来年がまた楽しみです。コンボは3回入れようね。

⑤ジュベールの意地
最終グループが大波乱の中、
メダルをとった3人は決して「棚からぼたもち」なわけではなく、
その波乱に負けない気持ちを持てた3人だったんじゃないかと
思うわけです。
特にジュベールのFSはその気持ち、
「負けねーぞー!!」っていう意地みたいなものを
すごく感じる演技だった。
3位に終わった欧州選手権で
「世界選手権までに復活してみせる」って意気込んだことを
口だけじゃなく、きちんと実行するところに
ジュベールの王者としての風格を感じた。
そういや、かのプルシェンコさんも負けず嫌いっていうか、
自分が負けることを想像もしないような人だったよね。
やっぱそういう意地つーかプライドみたいなもんは必要だよね。
世界チャンピオンになるためには。
なんで、ジュベールの演技が私には完全に勝者の演技に見えたんだよね。
もう頭の中で「ジュベール意地で復活優勝!」の見出しが躍ってました。

⑥とんびにあぶらげ優勝
ジュベール優勝を確信していた私は
まさかバトルが…!の心境でした。
いや、あそこまでまとめたバトルさんはすごかったですけど、
あの爆発点は最終滑走者に対する会場の
「これで大会も終わりだわ~楽しかったわ~」ていう気持ちをこめた
お祭りモードの盛り上がりと、
審査員の方々の
「最終グループに出そうと思って高い点残してたのに、出せてないし、
 もう最後の滑走者だし、もう全部あげちゃえ!」
ていうノリに助けられた部分があると思いますよ。
個人的にはFSは2位だけど、SPの貯金で優勝が妥当なんじゃないかな
って思うんだけどね。
別にバトルが嫌いなわけでもジュベールが好きなわけでもないんだけど、
見て感じた印象だとそんな感じ。
まさかジュベールを10点近く上回る点が出るとは、本当に意外でした。
それでもバトルらしい嫌みのないなめらかな滑り。
その軽やかさにぴったりのアララトの音楽。
ミスもなく素晴らしい演技だったけどね。

⑦印象に残ったガッツポーズ
と、ここで印象に残ったガッツポーズを二つ。
一人目はカザフスタンのアブザルのSP。
この選手は3回転3回転のコンビも
トリプルアクセルもできないんだけど、
その実力の中でできること全てやってのけたんですよ。
だからすごく喜んじゃってガッツポーズをすごいしてた。
しかも競技後の検査が終わって
引き揚げる選手たちの通り道が観客にも見えるんだけど
彼はそこをスキップしながら通っていったのがおもしろかった。
余程嬉しかったんだろうなー。
結果SP7番目滑走にして
2日目のFSに残るという快挙を成し遂げたのでした。
そしてもう一人はオーストラリアのショーン。
結構いかついタイプの選手なんだけど、
SPは闘牛士みたいな衣装できびきびと滑ってた。
大きなミスなく、そして会場も盛り上がったので、
本人も演技後何度もガッツポーズしてました。
しかも雄叫びつきで。
でも結果としては
本当はもっと点がでてもよさそうな雰囲気だったけど、
やってる技が難しくないからか点があまりのびず、
点数が出た後は本人もちょっとしおれてました。
その感情表現がストレートな感じがおもしろかった。
実はこのショーン選手と帰りの飛行機で隣の隣の席になったんだけど、
相当疲れていたみたいでずっと寝てました。
近くでみるとそんなにいかつくもなかったから、
やっぱりフィギュアスケートの選手はみんなすごい細いんだろうな。

とまぁ、こんな感じの男子シングル。
大自爆者がいっぱい出たことで若干の盛り下がりはあったものの
実力が拮抗してる
誰が優勝するのか全く読めない
男子シングルの現状を感じる大会でした。
ここにもしライサチェックや織田くんがいたら、
最終グループ以外も優勝争い、メダル争いに絡む
まさに大混戦になるんだろうなーと思います。

会場には
「Plushenko, We miss you!」
の札を持った人たちがいた。
まだプルさんの栄光から抜け出せない私も全く同じ気持ち。
この群雄割拠の男子シングルにプルさんが戻ってきたら、
一体どこの位置につくのでしょうか。
あっさり頂点に君臨してしまうのか、
なかなか勝てなくなるのか、
まぁどちらにしてもおもしろい戦いにはなるんだろうなー。

PLUSHENKO!COME BACK!

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フィギュアスケート世界選手権2008(アイスダンス編)

1位 デロベル&ショーンフェルダー(フランス)
 総合212.94点 CD1位(40.73) OD1位(67.25) FD2位(104.96)
2位 ヴァーチュー&モイヤー(カナダ)
 総合208.80点 CD2位(38.71) OD3位(64.81) FD1位(105.28)
3位 ホフロワ&ノヴィツキー(ロシア)
 総合203.26点 CD3位(37.98) OD2位(65.99) FD5位(99.29)

さらに詳しい結果はこちら→CD OD 

ドムニナがー!!
シャバリンがー!!

以上がヨーテボリについた翌日に
公開練習を見に行った時の感想です。

なぜいないー!!!(泣)ってね。

もう今回はどんだけドムニナ&シャバリンの優勝の瞬間を見ることを楽しみにしていたことか。ちょっとシャバリンの膝の調子は大丈夫なんでしょうか…。

大会中は彼らがいないことが切なくて切なくて。
かわりに全力でロシアチームを応援してきました。

ということで、ポイントごとの感想です。

①デロベル&ショーンフェルダー余裕(?)の優勝
わかってました、わかってました、っていう感じの結果。
だってドムシャバがいないんだもんさ。
簡単に勝たせちゃったって感じだよね、ほんと。
いつも思うのは、二人とも似合う衣装が少ないってこと。
ODの民族衣装とか似合ってなさすぎて逆におもしろかった。
いや、好きな選手なんですけどね。

②末恐ろしいヴァーチュー&モイヤー
FD1位。
本当に優等生な、綺麗なダンスを踊りますよね。
しかもまだ若いのになんかすごい安定しててすごい。
でもどっちかっていうともうちょっと下品な感じの踊りが好きなんで、
心情的には(好きな選手の)「永遠のライバル」としてしか見れないんだけど。

③ロシア組の奮闘
ドムシャバがいなかったけど、
代わりにホフノビさんたちががんばりましたね。
特にODは前述のヴァーチュー&モイヤーさんと同じ組で
同じロシア民謡でっていう対決だったけど、
そこはロシアだしね、負けるわけにはいかないですよね。
対極的な二組のロシアン・フォークダンスがおもしろかった。
ODでは急きょ出場になったロシア4番手の組も
ロシア民謡「カリンカ」にのせてかわいい演技をしてて
好感を持った。
結果はホフノビ銅メダル!
まさかドムシャバよりも先にメダルをとるとは!
FDもよかったんだけど、滑走順がちょっと不利だったかな。

④カー兄弟(イギリス)のショータイム
今大会アイスダンスで一番会場を盛り上げたのは
カー兄弟じゃないでしょうか。
特にODがすばらしかった!
男性もチェックのスカートの民族衣装を着て
「スコットランド民謡」を滑ったんだけど、
もうそこにスコットランド見えましたよ!(行ったことないけど)
バグパイプの音色にのせた、
荒涼としたスコットランドの自然が浮かぶ爽やかなダンス。
会場総立ち!
点数の予想外の低さにブーイング。
(今大会ブーイングを聞いたのはこの時だけだったかも)
それくらいよかったんです。
FDでは一転髪を銀色にした宇宙人スタイルでコミカルな演技。
なんと演技終了後にも氷上で
不時着した宇宙人になりきって
「ここはどこ?」みたいな小芝居をしてた。
カー兄弟おもしろすぎ!

⑤カッペリン&ラノッテ(イタリア)の演技力
カー兄弟の演技力もおもしろかったけど、
それ以上にFDを一つの作品にしてたのはカペラノさんたち。
死んだ恋人の亡霊とダンスするってストーリーなんだけど、
演技序盤、本当にカッペリンが死ぬんですよ!
でラノッテが悲しみにくれてると、
幽霊になったカッペリンが再び現れるという…。
もうそのくだりが本当にうまくできてるんですよ。
で、最後のやっぱりカッペリンが息絶えるシーンも
本当に死んじゃったみたいで、う、うまい!
競技っていうより、舞台みてるみたいでした。

⑥爽やかなリード兄弟(日本)
全日本選手権出場カップル一組っていう日本の層の薄さは
非常に残念ですけど、
リード兄弟は思ってた以上に素敵なダンスを踊ってた。
なんていうかすごく爽やか。気持ちのいい滑り。
スタイルもいいから、遠目では日本選手だとはわからないほど。
まだ若いし、数年後もう一段階上で戦える組になるんじゃないかと期待してます。

⑦これぞ世界大会の醍醐味!?
今大会で楽しみだったのが、
アイスダンスのOD。
フォークダンスがテーマだったので
世界各国のフォークダンスが見られるという楽しい時間に。
自分の国のダンスをやる組も、
違う国のダンスをやる組もあるんだけど、
世界にはいろいろなフォークダンスがあるんだなー。
印象に残ったのは、
オーストリア組のオーストリアンダンス、
ベラルーシ組のエジプシャンダンス、
アメリカ組のアフリカンダンスとか…。
衣装もこってておもしろかった。
ロシアン・フォークダンスは人気でしたね。
個人的に「Dark Eyes」が好きなんで、
たくさんかかって嬉しかった。

アイスダンスは
やっぱり氷上に2人いるとできることが増えるっていうか
芸術面での工夫が4種目中一番進んでるというか、
そんなに上位レベルの選手じゃなくても
作品としての完成度が高い気がする。
実は見るのが一番好き。
今回も大満足!笑いあり、感動ありでした。
TVでももっとやってほしいけど、無理かな…。

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フィギュアスケート世界選手権2008(女子編)

1位 浅田真央(日本)
 総合185.56点 SP2位(64.10) FS2位(121.46)
2位 カロリーナ・コストナー(イタリア)
 総合184.68点 SP1位(64.28) FS3位(120.40)
3位 ユナ・キム(韓国)
 総合183.23点 SP5位(59.85) FS1位(123.38)

さらに詳しい結果はこちら→SP FS

いやー、日本人にとっては嬉しい今大会唯一のメダル。
しかも、金メダルをとれた種目。

真央ちゃん、すっげー!!です。

でも、今回はかなり混戦。
SPもFSも1位ではない真央ちゃんが優勝したのも、
上位の実力が拮抗していて、ほんの小さなミスの差が順位になったから。

とにもかくにも世界チャンピオンになった真央ちゃんには
おめでとう!!!ですが。

ということで、ポイントごとに感想を。

①祝!真央ちゃんの優勝
しょっぱなの3Aがすっぽぬけた時はあぁぁ~って思ったけど、
そこからの集中力はすごかった。
世界チャンピオンになるには、技術力だけじゃなくて、
あらゆる状況に耐えられる精神力や、
運も重要なんだってこと、ひしひしと感じた。
「世界チャンピオンを取りたい」って言って取るのがすごい。
でも難しいのはこれからだよね~。
特にユナ・キムは強いで。まじで。

②ユナ・キムの強さ
SPを見たとき、腰痛を世界選手権に出られるまでに回復させたことをすごいとは思ったけど、やっぱりまだ無理か?と思わせるような体の調子だった。
だから正直FSを全部滑りきることすら無理なんじゃないかって気がしてた。
でもFSであの滑り。
もし腰がそれほど悪くなかったら、
世界チャンピオンは間違いなくユナ・キムだったと思う。
悔しいけど。
真央ちゃんに負けず劣らずユナ・キムの意志の強さにはびっくりする。
真央VSユナ。本当にすごいライバルだ。
本調子の二人の本気の対決は次はいつ見られるんだろうか。

ちなみに、ヨーロッパ勢の応援に熱の入ったヨーロッパの観客も、
この二人にはコストナーと同じくらい感動し、
拍手喝采してました。それくらいすごかった。

③コストナーの見栄え
シングルの選手は小柄な選手が多くて、
ジャンプとか跳ぶから小さい方が何かといいんだろうけど、
コストナーは本当にでかい。
でもその手足の長さが氷上ですごく栄える。
同じことを男子シングルのジェマル・オスマン(スイス)にも思った。
ただ氷上で両腕をすっと広げるだけで、
足を伸ばすだけで絵になるのがすごい。

④中野さんのがんばり
惜しくもメダルを逃した中野さん。
評価もやはり上位3人とは水をあけられた感じ。
技術力の差を今後埋めていくのは年齢的にも難しいかもしれないけど、
今回最終滑走で3Aに挑んだ心意気、
ジャンプのダウングレードはあったものの、目立ったミスもなく
観客を演技に引き込んだ力量、
文句なしに世界トップレベルの選手の一員だな~と思った。
最終滑走の中野さんの演技で締まった!そんな女子シングルだったように思います。

⑤気持ちの折れた美姫ちゃん
もう今回は練習を見てても駄目だな~と感じ。
ジャンプも決まらないんだけど、
それより決まらなかった後。
「もうこれ以上やりたくない」っていう表情。
前向きさが全くない。
身体的に相当調子悪かったんだろうけど、
それ以上に戦う気持ちが準備できなかった、そんな印象。
だからFSの途中棄権は当然の結果だったのかもしれない。
モロゾフコーチともうまくいっていないのかな?
そんな美姫ちゃんの心理状態が気になった大会でした。

⑥フィンランド女子のがんばり
今シーズンのスケートカナダでSPいきなりトップにたってしまったラウラ。
日本でもそのかわいさでお馴染みのキーラ。
注目のフィンランド女子。
そんな二人を応援するために、
隣国スオミの国からたくさんのスオミたちがやってきてました。
ちょっと近鉄の「いてまえ~」に近いものがある熱い応援。
そんな期待をせおっての二人の演技はおもしろいものがあった。
結果はSPがよかったキーラとFSがよかったラウラという感じで、
総合では仲良く並んでますね。
個人的にはラウラの顔に親近感を抱いてますが、
来シーズンも応援したい二人です。

⑦キミーの見せた納得の表情
全米でキミーが7位っていう結果には相当驚いたけど、
一応世界選手権には来れたみたい。
世界チャンピオンになってからが難しいってのは
キミーを見てても美姫ちゃんを見てても思うけど、
キミーで印象的だったのはFSのキス&クライでの納得の表情。
「やるだけやったわ」っていう晴々した感じ。
彼女の滑りはシャキシャキしてて好きなんだけど、
性格もわりとシャキシャキした、いさぎよい感じなのかな。
今の自分を把握して納得したキミー。
来シーズンはどうするんだろうか…。

入れ替わりの激しい女子シングル。
今大会の世界チャンピオン経験者の二人の結果にそんな考えがよぎった。
来シーズン、
若いアメリカ勢も加わって、さらに熾烈な世代交代が起こるはず。

あぁ怖い!

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フィギュアスケート世界選手権2008(ペア編)

<結果>
1位 サフチェンコ&ゾルコーウィー(ドイツ)
 総合202.86点 SP2位(72.00)FS1位(130.86)
2位 チャン&チャン(中国)
 総合197.82点 SP1位(74.36)FS3位(123.46)
3位 ドゥブ&ダヴィソン(カナダ)
 総合192.78点 SP4位(68.66)FS2位(124.12)

さらに詳しい結果→SP FS

行ってきました。帰ってきました。世界選手権!
もう、最高に楽しかった!

というわけで、この興奮を忘れないうちに書き残しておきたいと思います。

まずは第一弾ペア。
いくつかのポイントにまとめてみました。

①サフチェンコ&ゾルコーウィーの意地
優勝したのは、前評判通りのドイツペア。
実力に加えて、ヨーロッパでの大会ってのは大きい。
でも、前評判通りに優勝するってのは実は一番大変なのかも。
そんな緊張が伺える当日のサフチェンコ。
SPがなんと一番滑走というのもあり、
会場内をアップで走ってる時の顔がこわばり過ぎ。
ソロジャンプを何度も神経質に確認する姿が嫌な感じ。
案の定、SPはそのソロジャンプで失敗し、2位スタート。
FSでもその緊張は続いてるように見えた。
でも、FSはその緊張をうまく乗り越えた演技だった。
その精神力が世界チャンピオンに値するなと思った。
まぁ、会場中の「ヨーロッパのペアに勝ってほしい!」ていう拍手にもかなり後押しされたとは思うけどね。

②フィギュアスケートの阪神、カナダ
Q:フィギュアスケートの応援が熱烈なのはどこの国か?
A:カナダ。
そう、メイプル軍団です。
といってもこれは即席で、中心となるメイプルおじさんがカナダの国旗を前の方の席にいるお客さんに配って、「右、左、右、左、激しくーーー」って感じで旗振りを指揮して統一感を出すんです。
その即席カナダ大応援団に会場も和やかな雰囲気に。
そんなカナダ応援団への会場のあたたかい目が、
カナダ選手に対する好意的な応援につながって、
カナダのドゥブ&ダヴィソンの躍進の要因となったんじゃないかな。
なんて思ったりします。
特にSPの時は異様な盛り上がりでした。
フィギュアスケートでも組織的な応援って重要なのねって思った瞬間でした。

③中国ペアと表現力
トリノオリンピックかなんかの時の実況で佐藤有香さんが
「2階席まで届きそうな」と評したツイストリフトとスロージャンプなど
技術は見ごたえがあるんだけど、表現力はどうなのよ!
ってのが中国かと思いきや、いいですよね~中国ペア。
パン&トンのアジア的なしっとりした演技も、
チャン&チャンの力強いドラマティックな演技も、
過去の上手いペアの表現の真似じゃなく、
中国らしさ、アジアらしさのある演技って感じでよかった、本当に。
まぁ、今回は流れがドイツペア優勝に向かってたんで、
それをひっくり返すのは難しかったけど、来年はどうなるんでしょうね。

④ロシアペアの内外での戦い
カワグチ&スミルノフとムホルトワ&トランコフ。
ロシア選手権を制したのは前者で、ヨーロッパ選手権で勝ったのは後者。
伝統あるロシアペアとして他の国に負けないという外との戦いとどちらがそのロシアを代表するペアとなるのかという内での戦い。おもしろいなーと思ってみてます。
今回はかなり明暗が分かれた感じ。
カワグチ&スミルノフはよかったけど、ムホルトワ&トランコフは気負い過ぎた感じでした。
まぁ、切磋琢磨してくことでこれから伸びる、いや伸びてほしいロシアの2組です。

⑤ギリシャペアとクロアチアペア
今回、ペアの出場は全部で20組。
やはり競技人口が少ないせいか出場選手のレベルも4部門中一番差があったかもしれないのがペアでした。
そんな中で応援したくなったのが、ギリシャとクロアチアのペア。
ギリシャペアは前日に練習を観にいった時に、ちょうどロビーでアップしてて、その様子がなんか和気あいあいとしてて微笑ましかった。
ギリシャペアはどちらもちょっと太目で、でも男の子にそんなに力がなくてリフトなんかではすごく頑張って女の子を持ち上げてる感じがあって、まだまだお互いに頑張らなきゃいけないことは山ほどあるなーと思ったけど、ペアの信頼感は抜群だと思ったのでがんばってほしいなーと思った。
一方、クロアチアペアはギリシャペアとは正反対で女の子が痩せすぎでリフト中に姿勢をキープする筋力もジャンプでしっかり着地する筋力もない状態なのが問題だと思った。
男の子の方はそこそこできるのでもったいないなーと思ったりもしたんだけど、演技が終わると女の子がすごく達成感のある表情をするのがいいなと思った。何がそんなに嬉しいんだろうってくらい。
でも、それだけ滑ることを楽しめてるっていうのはすごい大事だと思ったので、このペアにもがんばってほしいなーと思った。
2組とも最下位争いだったけど、何かを得た大会だったんじゃないかな。
そういえば、ギリシャペアはFSでシーズンベストを出してたような気もしたけど…どうだったけかな。

とにかく20組40人の出場選手が、大会序盤を盛り上げたペアでした。
でも、気づくともう終わってるのがペアだったりする…。
大会中盤に寂しくなるんですよね、ペアがなくて。

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フィギュアスケート世界選手権2008(予習)

フィギュアスケートの世界で、
オリンピックと並び権威のある大会。

今シーズンの締めくくり。

@ヨーテボリ、スウェーデン

いやー、今日出発です。
ちょっと寄り道して16日にはヨーテボリ入り。

直前まで学校関係でドタバタしてたせいで、
準備が追い付いていません!

というわけで、錯乱中の頭の中を整理するために
私的世界選手権の見どころをまとめたいと思います。

①日本男子が世界王者に!?
今大会の注目はやっぱり高橋大輔選手。
今シーズンは本当に強い。
4回転も決めるし、レベルも稼いでくるし、ジャッジうけもいいし。
言うことなしですよ。
もうね、技と表現力があれば、スタイルの悪い日本人でも
ここまでいけるんだっていう可能性を見せてもらってる気がする。
高橋選手を含め、日本選手の活躍を期待してます。
国旗も持ってきます!

②ジョニーがんばれ
もう大好き。変なところが。
アメリカ人なのに、ロシアかぶれなところも。
最近、ロシア選手がよわっちい中、
ロシアらしい優雅さを大事にした演技をしてくれるところがいい。
今シーズン、少し自分に厳しくすることを覚えて、
ちょっと結果も出てきてる。
そろそろジョニーにご褒美をあげたい。

③小国の選手たち
世界選手権の醍醐味はグランプリシリーズとかでは見られない
フィギュアスケート小国の選手たちを見れること。
去年は男子シングルだけ最初から最後まで見たんだけど、
印象に残ったのは南アフリカの選手とフィンランドの選手。
そんな小国の選手たちの戦いの相手は過去の自分。
狙うはパーソナルベスト。
たとえ、相対的に見て低い点数でも
パーソナルベストは素晴らしいもの。
その選手のできる最高の演技は輝いて見えるもの。
一人でも多くのPB見たいっす!
そして箱根駅伝のシード権争いと同じくらい、
初日のフリー進出者争いは熾烈でドラマがある。
それもまた楽しみだ。

④好きな音楽にのって
最近はいろんなジャンルの音楽を使う選手がいる。
去年はスウェーデンのクリストファー・ベルントソン選手が
サタデー・ナイト・フィーバーの曲にのせて
素晴らしい演技をして会場が沸きに沸いた。
音楽と演技が一体となるとき、最高に盛り上がるんだよね。
またその音楽が自分の好きな曲だとさらに楽しい。

⑤ロシアの威信
弱いロシア。
なんかあったかい冷やし中華くらい違和感のあるフレーズ。
でもここ数年それが現実。ことシングルに関しては。
今年はまさかの一枠でこれ以上減ることはないんだけど、
おそらくこれ以上増えることもないんじゃないかと思ったり。
反面、ペアとアイスダンスは頑張ってる。
特に同世代のドムニナ・シャバリン組を応援してる。
あのドムニナの(いい意味で)下品な感じが好き。

⑥がんばれ日本人!
日本代表で男女シングルが注目されるけど、
今回楽しみなのはアイスダンスのリード兄弟。
実は彼らの拠点(名目上の)と家が近いんです。
なんで勝手に親近感。
その他にもペアの井上さんや川口さんにも頑張ってほしい。
あと、香港の選手でTamami ONOって子がいるんだけど、日本人なのかな?
ちょっと気になってます。

⑦がんばれトルコ人!
トルコじゃフィギュアスケートはまだまだマイナー。
そんな中、がんばってるのがトゥバ・カラデミルちゃん。
まだ若いのに結構がんばってる。
トルコが第二の故郷だと勝手に思ってる私としては、
これまた勝手に応援してます。

てな感じですが、まだまだ楽しみなことは山ほどあります。

まぁ、とにかくすべての選手が今シーズン最高の演技で
レベルの高い試合をしてくれることを望んでます。

怪我なくね!みんながんばれ!

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